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「うさぎにもこころがあるんです」



ある山奥に捨てられたどうぶつ達が一時的に保護されている行政の保護施設があります。実は犬は法律で決まりがあるのですが、小動物といわれる子たちは法的な根拠がありません。ですからそんなどうぶつ達が保護されている場所があるというのは全国でも珍しいと言われています。


ですが、そんな所でも広い場所があるわけではなく、また職員さんも少人数で担当されているので、捨てられた子達がみんなここへ連れてこられるわけではありません。

ほとんどの子が人知れず、その命を終えてしまうのです。

ここに来た子達はとても幸運な子なのです。

ただ、職員さんも全てのどうぶつ達の専門的な知識を持っているわけではありませんし、お世話をしておられる方は普段はおひとりで沢山のどうぶつ達の食餌からお掃除までをされているのでとても手が足りません。



そんな環境の中にうさぎがいました。

お世話をされている方は残念ながらうさぎに対する知識をあまりお持ちではありませんでした。それだけでなく沢山のどうぶつ達をお世話されているので、手が回らず、うさぎが住む環境はよくありませんでした。

ケージもとても古く、錆びついてたり腐っていたり・・・
うさぎを遊ばせてあげることなどとてもできない状況でした。


(小動物のお部屋にはうさぎの他にモルモット、ハムスター、
インコ、フェレットなどがいます。)

そんなうさぎの状態を見かねた猫ちゃんの保護をされているお姉さんがうさぎのことをよく知ってる人でお手伝いができる人はいないか?と声をかけてくださっていて、施設に見学に訪れました。

そしてその状況をうさぎを愛する人たちに伝え、たくさんの方が人間に捨てられ淋しい想いをしているうさぎ達を幸せにしてあげようと立ち上がってくれました。

ケージは新しいものに取り替えられ、牧草やペレットなども食べさせてあげられるようにしてくれました。何よりもうさぎを愛する人たちが現地へ足を運び、うさぎ達と遊んであげたり、爪を切ってあげたり、ブラッシングをしてあげたりしてくれました。

(きれいになったおうち)

そして、たくさんの愛情を注いでくれる優しい里親さんを探しました。とても不便な山奥にある施設にも関わらず迎えに来てくださり、新しい家族、新しい子どもとして多くのうさぎ達が幸せになることができました。


2007年8月から2008年3月までの間にこの施設から新しいおうちへ旅立って幸せになったうさぎは11匹です。しかしその裏で2007年にこの施設で殺処分にされてしまったうさぎが33匹もいるというのが現実です。

優しい家族がお迎えに来てくれる寸前に月に帰ってしまった子もいます。

  
(この子は優しいママにお迎えされる直前にお月様へ)


信頼していた家族に裏切られ、狭いケージの中でずっと過ごしてきた子たち。



でもこの子達は人間を恨んではいませんでした。抱っこしてあげたり、遊んであげたり、オヤツをあげるととても愛らしい表情をみせて甘えてくれます。

とても純粋などうぶつ達・・・その中でもうさぎは本当に人間の心を癒してくれる子です。

新しい家族に迎えられた子たちは愛情をいっぱい受けてみんな幸せになることができました。

そんな捨てうさぎの中にひとりの大きなロップちゃんがいました。

この子は他の子と少し様子が違いました。

 

オヤツを持っていってあげると、他の子達はとてもうれしそうにはしゃいでおいしそうに食べてくれます。そして遊ばせてあげるとお部屋中を楽しく駆け回ったり、遊んでくれるお姉ちゃんたちに思いっきり甘えてくれるのですが、このロップちゃんだけはいつ行っても本当に無表情で、オヤツを持って行ってもほとんど食べず、遊ぼう!と言ってケージを開けても出てこようとはしませんでした。何か、生きるのを諦めているような表情をしていたのです。

でも、この子にも幸せにしてあげたいと里親として申し出てくださった方が現れました。そしていよいよ施設を出て、第二のうさ生を歩みだす時が来たのです。

里親さんのおうちへ迎えられたのですが、この子はとても怖がってキューキューと声を出して泣きました。そしてキャリーから出そうとしても必死で抵抗しました。

うさぎは声帯がありませんので、通常鳴き声をあげることはありません。この子はよっぽど怖い思いをしたのだろうか?そう思い、もう怖くないんだよ、安心していいんだよと声をかけながらずっとナデてあげたのです。

最初はとても怖がっておびえたような表情をみせていた子ですが、日を追うごとに無邪気さを取り戻し、元気に遊べるようになりました。施設ではペレット中心の食餌だったのでう●ちはとても小さくベタついていたのですが、最初は食べなかった牧草もたくさん食べるようになり、現在ではとても大きな乾燥したう●ちをたくさんするようになりました。


(今はいっぱいかわいがってもらって幸せそうな表情をみせてくれるようになりました)

まだ完全に傷ついた心が回復しているとは思えませんが、大事に大事に育てられ、この子はとても表情豊かな子になりました。ナデナデされるのがとても大好きです。里親さんが近づくと、ナデて〜っておねだりするようになりました。里親さんにお迎えされて4ヶ月・・本来の姿を取り戻したこの子はこれからは怖い想いをすることもなく幸せいっぱいに過ごすことでしょう。

うさぎはとても利口などうぶつです。人間にされた仕打ちをしっかりと覚えています。信頼していた家族に裏切られる・・・虐待を受ける・・・こんなかわいい子たちにそういうことをする人たちがたくさんいるのが現実なのです。



うさぎはとても安価で売られています。

あるペットショップで、仕入れ代金が安いため、プレゼントとして特にうさぎが好きでもない人に配られていたということがありました。うさぎが好きでもない人がうさぎを迎えて好きになってくれるということはあまり考えられません。

飼いやすいとはいっても食餌のお世話やお掃除などはしなければなりません。それが続かずに捨てられる子が出てくるのは容易に想像できることです。

昨今、TVなどで「かわいいうさぎ」といった特集をよく目にします。

確かにかわいい子達ですが、この子達は命ある尊い存在です。

人間の身勝手で「大きくなったから」「慣れないから」「飽きたから」「旅行に行くから」
「新しい子犬を飼うから」「引っ越すから」「彼氏がどうぶつ嫌いだから」などといって捨てていいわけがありません。


   

うさぎにもこころがあります。

そのこころを傷つけることは人間として絶対にしてはいけないことです。

自分よりも弱い立場のものを守る。

それは「男性が女性を守る」「親が子を守る」のと同じものだと思います。

ぜひおうちにいるかわいいうさぎを終生愛して幸せにしてあげてください。



この山奥の施設は、捨てられた子達の一部を一時的に保護していましたが、現在うさぎに関しては収容されなくなってしまいました。今は警察や保健所などに保護された子達は新しい受け入れ先が見つからなければ一定期間を過ぎれば殺処分といって、ガスによって窒息死させられるのです。一般的に安楽死というふうに勘違いされていることが多いのですが、実際は15分〜20分(この自治体の機械は古いので時間がかかります)のたうち回り、口から沫を吹き、苦しみながら殺されていくのです。

捨てるということは、一緒に暮らした大事な家族を地獄のような苦しみを与えて殺してしまうということだということを知ってほしいです。

どんな事情があろうとも、捨てるということはしてはいけないのです。現在の法律(動物愛護法)では50万円以下の罰金に処せられるれっきとした犯罪なのです。


LOVE&PEACE SAVE THE RABBITS
うさぎ伝道師 ☆じゃんきー☆

wanko
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